品川海苔の歴史と文化を“切り絵”で表現
品川海苔の歴史と文化を“切り絵”で表現
海苔で作られた切り絵によるPR動画が公開
「品川海苔」とは、品川の海苔養殖の歴史や文化を表す総称。 品川での海苔養殖は18世紀初めに始まり、品川の海苔が浅草に運ばれ「江戸名産浅草海苔」として全国に知られた。
また、品川の漁業者が発明した養殖方法が各地に伝わり、海苔の大量生産が可能になったと言われている。
しかし、かつて栄えた品川の海苔養殖も、大東京港建設という目的のため、東京オリンピック開催を翌年に控えた1963年にその幕を閉じた。 「品川海苔」の歴史はあまり知られていないが、「品川巻(海苔巻きあられ)」や品川宿の鉄火場(博打場)が発祥とも言われる「鉄火巻き」など、海苔養殖や猟師町、宿場町として栄えたまち文化は、現在も脈々と息づいている。
品川区は、江戸時代より栄え、1964年東京オリンピックを前に幕を閉じた品川の海苔養殖の歴史や文化を、2020年に改めて広く伝えるためのPR動画を制作。
(株)ポニーキャニオンが動画制作を担当し、YouTubeで公開されている。
動画の内容は、品川海苔の歴史と文化を、自治体映像では初となる海苔の切り絵による映像と時代変遷を連想させる音響効果にて表現されている。
更にナレーションには、2017年に制作された品川区PR動画「Promise ~シナガワにきっと~」にも出演した女優の傳谷英里香(デンヤエリカ)が担当。「観ていて楽しい気分になる作品なので、参加できて光栄に思った。
」と作品への思いを語っている。
海苔による切り絵を制作したのは、生まれも育ちも品川区で、現在も品川区在住の切り絵アーティスト、田中良平が担当。
この動画のために、約60枚もの海苔切り絵が制作された。「海苔で切り絵を作るなんて初めてのことだったので、どうしたものかと戸惑いもありましたが、自分自身が生まれ育った品川の風景を作品にできる喜びもありつつ、とても地道な作業でしたので、こうして映像作品になり感動した。
」と話し、品川への愛着があってこその内容にもなっている。

