アメリカで子供に水泳をさせるには? 日本で競泳をやってきたので、アメリカでも続けたいが? アメリカに水泳留学? アメリカで水泳部に入りたい。アメリカのスイミングスクールを探す方法は?
いろいろな質問があると思いますが、どれも問題ありません。一つ一つ説明していきます。
水泳留学や、日本のトップスイマーがわざわざアメリカに来てトレーニングを積むように、アメリカにはトップスイマーを産むプログラム(練習プログラム)を持つスイミングスクールが数多く存在します。
日本では、 スイミングスクール 、スイミングクラブと言っているものは、米国では Swim Team(スイムチーム), Swim Club(スイムクラブ) と言われます。
スイムチームに入るためには、4種類の泳法(ストローク)で泳げることがテストされる、「トライアウト」があります。
4つのストローク(泳法)とは、自由形(クロール)、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライのことです。
さて、トップスイマーにもなれるかもしれないスイミングクラブは、
USA swimming (日本語にすると米国水泳協会でしょうか。)
という組織によって管理されています。
このウェブサイトでは、お住いの地域にあるスイムチームを検索できます。
郵便番号(Zipコード)などを指定して検索すると、スイムチームがリストアップされます。
結果のリスト中に、Club Excellence のアイコンがついているチームがあります。そのアイコンで歴史的に早いスイマーを多く輩出してきたかどうかがわかります。
そして、チームのリンクをクリックすれば、どのプールで練習をしているのかが分かります。
どのチームが良いのだろうか?
スポコン的な考え方では、早いスイマーを輩出してきたチームがいいと思うかもしれませんが、水泳の練習は子供の年齢が高くなっていくと毎日になることが当たり前です。早いスイマーになれば、一日に2回の練習も当たり前です。
そう考えると、「自宅に最も近いプールで練習するチーム」を選ぶことが現実的です。
スイマーに大切なことは、チームで出会う仲間と楽しい時間を過ごしながら、水泳を楽しむことです。
競泳の競技者にとって、トップスイマーへの道のりは、遠く、長く、そして辛く、厳しいものです。なるべく早い時期から、仲間とプールで過ごす楽しい思い出を築き、自分自身が「速くなりたい」と思うことが最も重要です。プールで過ごす仲間との時間と、仲間との競争から、「早くなりたい」という気持ちが生まれるのだと感じています。そうして、競技者本人の「早くなりたい」という気持ちこそが、その後に訪れる厳しい練習にも耐えていけるモチベーションを持続させるものなのだと実感しました。
水泳組織の話に戻すと、USAスイミングは、Southern California swimming(南カリフォルニア地域)、Pacific swimming(北カリフォルニア地域)などのように、州とは多少違った地域割りをして、そのエリアを管轄する下部組織が構成されています。
この組織が月1~2か月に1回程度のペースで、水泳大会(スイムミート)を開催しています。
スイムミーとは、日本で言うところの記録会か、地方大会といったところです。
このミートで出した記録は、公式記録としてUSAスイミングのデータベースに保存され、アメリカ全土のスイマーや、コーチの知るところとなります。
このタイムを元に、全米ランキングや、地域ごとの記録保持者などが管理され、発表され、そして表彰されます。
参考:南カリフォルニア・スイミング 8歳以下のレコードタイム
https://www.socalswim.org/records/boys-5-8
の地域の歴代最速タイムも公表されています。
8歳の時にだれが早かったのか?などは、将来的には全く意味を持たないことですが、 全米の競技者のタイムをリアルタイムで比較できるようにして公表することで、競泳競技者として重要な競争精神、向上思考などを生み出そうとしているのです。
水泳にかかる費用の相場
練習にかかる費用は、チームによって異なりますが、月々60ドルから150ドル位の間だと思われます。それと、スイムミートへの参加費用が1回20ドル~30ドルが別にかかります。練習の回数や、スイムミートに何回参加するかによって、費用は多少前後します。
水泳はいいスポーツだ
水泳は他のスポーツに比べて、怪我も大変少ないです。有酸素運動を繰り返すことによって、体力と丈夫な体を手に入れることができます。また、間接への負担も少なく長く続けることができます。そして、海パン、水中メガネ、キャップだけです。他のスポーツに比べて、道具の代金が格段に安いです。(トップスイマーになると水着は非常に高価ですが・・)
クラブ見学に行こう
まずは、USA Swimming からお近くのクラブを検索して、見学の申し込みをされることをお勧めします。
以外と多くの日本人のスイマーがいることに、驚かれることでしょう。
がんばれ~! 将来のスイマー。