アメリカ合衆国、特にネバダ州に株式会社を設立するメリット
ハワイでお店を始めたい方、ニューヨークで会社経営を考えている方も、法人を登記する州の決定に際し、(1)信頼できるレジデント・エージェントが見つけられること、(2)税制・維持コストなどの面で有利であること、を基準として判断すべきです。ネバダ州に法人登記をすれば、実際にビジネスを行う州に、事業登録を追加するだけで、お望みの州で営業を開始できます。
アメリカの法人格を持って営業するメリットに加え、ラスベガス法人を設立する多大なメリットのいくつかご紹介します。
アメリカ法人、株式会社を設立するメリット
- 米国で株式会社を設立した後、日本の営業所を登記することにより、日本で株式会社として会社運営が可能
- 支店(支社)を登記することで、日本での法人銀行口座の開設も可能
- 資本金がなくても株式会社を設立可能
- 個人事業に比べ、株式会社で事業を行なうと圧倒的に信用力が増すこと
- 個人の有限責任が保障され、自己の財産と法人営業活動を分離できる
- 非常に高い自己満足が得られる(実際に会社運営する際のモチベーションとして非常に重要)
- 国際特許に対応しやすい
- グローバルビジネスへの足がかりになる
- アメリカに銀行口座を開設
- カード決済契約(インターネットのカード決済可能)
- ブランドイメージの構築(ビジネスに看板は非常に重要、 「From USA」イメージ戦略など)
- 国際的なマネー管理が可能
- 設立費用が低額である
特にネバダ州、ラスベガスに会社を設立するメリット
デラウェア州、ハワイ州でなく、ラスベガスに会社を設立するメリットは何でしょうか?。デラウェア州は、株主の権利保護にかかる法律が良く整備されています。ネバダ州では、法人の行為が、会社の経営にあたる社長、副社長、秘書役などの個人(つまり貴方)に責任が及ばないよう防御が厚くなっており、この役員個人のプロテクションこそが、ネバダ州に会社を設立する最大の長所であります。以下、ネバダ州の会社設立が有利な理由を箇条書きにします。
- ネバダ州は、法人所得税を徴収しない
- ネバダ州は、フランチャイズ税を徴収しない
- ネバダ州は、個人所得税を徴収しない I.R.S.(税務省)と、情報共有合意が交わされていない
- 年間維持料金が安い
- 株主名簿は公開情報ではない
- 株主、取締役、執行役員ともにネバダ州に居住していなくても良く、会合もネバダで行われなくても良い。アメリカ市民でなくても良い。
- 取締役は株主でなくても良い。
- 必要な全ての役員が1人で兼務することができる。
- ネバダ法人の法人の行為が、取締役と執行役員の個人責任に及ばないプロテクション。
- 自己株式を購入し、保持し、販売または譲渡してもよい
- 資本、サービス、個人の土地・建物、リースなどとの引き換えに株券を発行してもよい。取締役はこれらの対価を決定できる。決定が最終決定となる。
- 資本金$1でも株式会社が設立できる
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