ラスベガス旅行と、人生で2度目のグランドキャノン訪問はとても有意義な旅行になりましたが、反省点もあらわになりました。旅行前に相当な時間を割いて、いろいろと調べてから望みすぎたためか、タイトな予定を組みすぎて、半分を消化するのが精一杯でした。しかも公園内で、自然を満喫する予定は、いつのまにか予定に遅れないように、さっさと移動し、せっかくの休みを忙しく過ごしてしまい、東京暮らしがここまで体にしみこんでしまっているかと、反省させられました。
今回は、余計なことにも気づきました。それは、多くの展望ポイントなどの地名の多くが、原住民のインディアンの名にちなんでつけられている事実でした。教科書を読んで勝手に印象を持っていた、「コロンブスが北アメリカを発見した」という理解は、美化されすぎた表現で、そもそもそこに住んでいたインディアンを、文明の差によって追い出した歴史が存在することを改めて実感させられました。
次にグランドキャニオンに行くことがあれば、公園内で宿泊するツアーに参加してみたいと思っている。そして次回は、展望するポイントも2〜3程度に絞り、ヘリコプターか、ハイキングで谷底にまで降りて、何億年もかかって作られた地層を一目で眺めながら大自然を満喫したい。日本の自然も大好き(特に富士山)な私だが、アメリカ西部の自然は、全く異る印象を受ける。何がここまで違うのか、考えてみても、木が少ないこと、岩の色が茶色いことくらいしか上げられないのだが、自然の中で受ける印象は、日本でのそれとは全く別のもので、そこが海外のおもしろいところだ。グランドキャニオンに行ったことのない人は、1度は自分の目で見て、肌でスケールを感じるべき場所であることは確かだ。