銀座の働くシングルマザー

日本ではシングルマザーが激増しているそうだ。20年前の3倍。昨日、たまたま、日本のワイドショーを見ていたら、銀座にある24時間営業の託児所のドキュメントを放送していた。 そこに預けるお母さんたちの多くが、銀座のクラブ勤めのホステスさん。子供を午後預けて、夜中に迎えに来る。一緒に見ていた11歳の息子が「どうして、お 父さんがいないのに、お母さんは夜の仕事をしなくちゃいけないの?」と聞いてきた。「お父さんがいないから、夜の仕事でも何でも、子供と自分が生きていく ために働かなくちゃいけないんだよ」と私は答えた。 広告会社にデザイナーとして勤務する女性は、その託児所に預けることでひと月に16万円使っているという。他人の給料なんて予想つかないが、もしかしてお給料の半分以上が託児所代に消えているのでは? それでも彼女は、銀座まで通う片道2時間の間に子供と一緒に過ごせるから、自宅近くの親にではなく、銀座の託児所に預けたいのだと話していた。 個人的な話になるが、昔、会社勤めだった頃。子供の保育園に夕方6時に迎えに行かなくてはいけなかったので、朝は3時、4時に出勤していた。ロサンゼルス なので車通勤である。ある朝、出かけようとしたら車の鍵がない。何と、まだ幼かった息子が私が朝早くいなくならないように隠していたのである。 親は子供を養うために頑張って働く。もちろん、自分のやりがいのためにも働く。シングルマザーなら、他に頼る人がいないので、人一倍頑張ってしまうだろ う。働く母親が、安心して子供を預けられる環境を整えてほしい。その銀座の24時間の託児所に預けられる親はまだラッキーな方かもしれない。たとえ16万 円かかったとしても。

日本のおせっかい文化

マンナンライフがこんにゃくゼリーの発売を休止するらしい。廃止ではなくて休止なのは、改善してから再発売する予定なのだろう。 こんにゃくゼリーは、ここアメリカの日本人家庭でも子供用のおやつに大人気。日系のスーパーに行けば、普通のサイズのカップ入りゼリーの横に、どさっと袋入りでられている。 親が子供にこんにゃくゼリーを食べさせる理由は、いくつかある。まず、低カロリーで健康的なこと。次に、1口サイズなので手軽でスプーンも不要。さらに、黄色、オレンジ、緑と色とりどりのゼリーが子供の目にも楽しいということ。 しかし、この1口サイズというのが問題なのだった。喉につまらせて亡くなる子供やお年寄りが続出し、社会問題にまでなり、マンナンライフは責任を重く見て「発売休止」へ。 もちろん、亡くなった方はお気の毒である。事の重要性は無視できない。しかし、あえて言わせていただくなら、アメリカ側から見ると「日本のおせっかい文化はここまできたか」という気もする。 電車に乗れば「手をはさまないように」とアナウンスが流れる。降りる時は「お忘れ物のないように」。日本では手取り足取り、「こうしなさい」「危ないです」「気をつけて」の大合唱である。 こんにゃくゼリーだって、よくかまなければ、喉につまらせる危険性はあるものの、それを承知で長年、市場で販売されてきたのだ。こんにゃくゼリーが駄目なら、日本の伝統食文化である餅だって駄目だろう。即、廃止。 もっと、自分で考えて、自分で気をつけるように…なれないのか?

JALとANA、旅行代理店への手数料廃止

2009年春より、日本航空が旅行代理店に支払う手数料を廃止することを発表した。全日空も追随する。「早く誰か言い出してくれないかなあ」と全日空も思っていたに違いない。日本航空が先べんを切ったので、「あ、うちも、そうなんです」と乗っかった感じである。 燃料代の高騰が止まらない。11月に、溜まったマイレージを消化しようと、ロサンゼルス成田のエコノミーを、全日空で予約した。無事に席は確保したものの、 実費で払う燃料費の額を聞いて耳を疑った。「では、お客様、サーチャージとして720ドルいただきます」だって!はあああ?っと耳を疑った。それってエコ ノミーの往復チケットの額と同じでは? マイレージでエアチケット自体は無料になったものの、燃料費で720ドルも払うのであれば、なんだか損をしているような気分である。 そういうわけで、やみくもにマイレージを消化するのもいかがなものか、という感想を持った一件だった。 さて、航空会社が代理店に手数料を払わないとなると、代理店は顧客に請求するしかない。彼らだってビジネスでやっているのだから。ボランティアではない。す ると、客は、燃料代は払う、代理店への手数料は払う、しかも航空運賃そのものも値上がりしているということで、いいことなんかまるでないではないか。 航空会社も冬の時代なら代理店も冬の時代も迎えるのか。客は利用しなければいい、それだけのことだ。

JALとANA、旅行代理店への手数料廃止

2009年春より、日本航空が旅行代理店に支払う手数料を廃止することを発表した。全日空も追随する。「早く誰か言い出してくれないかなあ」と全日空も思っていたに違いない。日本航空が先べんを切ったので、「あ、うちも、そうなんです」と乗っかった感じである。 燃料代の高騰が止まらない。11月に、溜まったマイレージを消化しようと、ロサンゼルス成田のエコノミーを、全日空で予約した。無事に席は確保したものの、 実費で払う燃料費の額を聞いて耳を疑った。「では、お客様、サーチャージとして720ドルいただきます」だって!はあああ?っと耳を疑った。それってエコ ノミーの往復チケットの額と同じでは? マイレージでエアチケット自体は無料になったものの、燃料費で720ドルも払うのであれば、なんだか損をしているような気分である。 そういうわけで、やみくもにマイレージを消化するのもいかがなものか、という感想を持った一件だった。 さて、航空会社が代理店に手数料を払わないとなると、代理店は顧客に請求するしかない。彼らだってビジネスでやっているのだから。ボランティアではない。す ると、客は、燃料代は払う、代理店への手数料は払う、しかも航空運賃そのものも値上がりしているということで、いいことなんかまるでないではないか。 航空会社も冬の時代なら代理店も冬の時代も迎えるのか。客は利用しなければいい、それだけのことだ。

中村さん、いつノーベル賞とるの?

ノーベル賞受賞者が発表された。今年は4人の日本人が含まれていた。 その中にLEDを発明した中村修二さんの名前がなかった。四国のメーカーの会社員だった時に発明したLED技術が莫大な利益を企業にもたらしたにもかかわらず、発明者本人にはほとんど還元されていないと訴えを起こした、あの中村さんである。 彼は今、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授を務めている。日本のいくつかの大学の客員教授も務めているらしい。 「ノーベル賞に一番近い男」と言われ続けて数年。ずっとフラレ続けている。なぜだ? LEDが世界にもたらした利益は甚大だ。エコな照明として、導入率は上がる一方。なのに発明した本人はなかなか浮かばれない。確か、一昨年、北欧でノーベル賞に似た賞を受賞したと聞いた。でも、まだ本物のノーベル賞には至っていない。 気になるのは、中村さん本人がノーベル賞を欲しいと思っているかどうかということ。誰だか、今年受賞した研究者の一人は、そんなに感激はしていないとコメントしていた。 人間、富を得たら次は名誉を目指すものらしい。どうなる、中村さんのノーベル賞???

中村さん、いつノーベル賞とるの?

ノーベル賞受賞者が発表された。今年は4人の日本人が含まれていた。 その中にLEDを発明した中村修二さんの名前がなかった。四国のメーカーの会社員だった時に発明したLED技術が莫大な利益を企業にもたらしたにもかかわらず、発明者本人にはほとんど還元されていないと訴えを起こした、あの中村さんである。 彼は今、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授を務めている。日本のいくつかの大学の客員教授も務めているらしい。 「ノーベル賞に一番近い男」と言われ続けて数年。ずっとフラレ続けている。なぜだ? LEDが世界にもたらした利益は甚大だ。エコな照明として、導入率は上がる一方。なのに発明した本人はなかなか浮かばれない。確か、一昨年、北欧でノーベル賞に似た賞を受賞したと聞いた。でも、まだ本物のノーベル賞には至っていない。 気になるのは、中村さん本人がノーベル賞を欲しいと思っているかどうかということ。誰だか、今年受賞した研究者の一人は、そんなに感激はしていないとコメントしていた。 人間、富を得たら次は名誉を目指すものらしい。どうなる、中村さんのノーベル賞???

三浦元社長、ギブアップ!

西海岸時間の、昨晩、三浦和義氏が自殺した。しかも、LAPDの収監施設の中で。 これは、LAPDの失態以外の何物でもないのでは?彼は食事に対するリクエストを、在ロサンゼルスの日本国領事に伝えていたそうだ。自殺する人が食事の文句を言うだろうか?という疑問は、推理ドラマの見過ぎであって、彼は着用していたTシャツを使って、自ら61歳の人生にピリオドを打った。 報道を見る限り、「もはやこれまでと諦めの自殺」「無言の抗議」の2つの線がある。しかし、私には前者、「ギブアップ」としか思えない。 ロス疑惑は25年以上前の事件だ。人通りの少ない、しかもどう考えても写真の背景としてふさわしくない場所で、彼は当時の妻、一美さんをモデルにカレンダー用の撮影をしていた。そこにバンが停り、中から出てきた男に一美さんが撃たれ、三浦自身も足を負傷した。 あまりにも有名な事件だ。 そして、10月10日、私が住むロサンゼルスのライターやコーディネーターたちは、三浦のサイパンからの到着を受け大忙しだった。一種、お祭り騒ぎのようでさえあった。 そのお祭りは、主人公の自殺であっけなく幕を閉じた。被告が亡くなってしまえば、事件の真相は永遠に葬り去られるのだろうか。遺族にはそれでも知る権利が残されている、と私は思う。

三浦元社長、ギブアップ!

西海岸時間の、昨晩、三浦和義氏が自殺した。しかも、LAPDの収監施設の中で。 これは、LAPDの失態以外の何物でもないのでは?彼は食事に対するリクエストを、在ロサンゼルスの日本国領事に伝えていたそうだ。自殺する人が食事の文句を言うだろうか?という疑問は、推理ドラマの見過ぎであって、彼は着用していたTシャツを使って、自ら61歳の人生にピリオドを打った。 報道を見る限り、「もはやこれまでと諦めの自殺」「無言の抗議」の2つの線がある。しかし、私には前者、「ギブアップ」としか思えない。 ロス疑惑は25年以上前の事件だ。人通りの少ない、しかもどう考えても写真の背景としてふさわしくない場所で、彼は当時の妻、一美さんをモデルにカレンダー用の撮影をしていた。そこにバンが停り、中から出てきた男に一美さんが撃たれ、三浦自身も足を負傷した。 あまりにも有名な事件だ。 そして、10月10日、私が住むロサンゼルスのライターやコーディネーターたちは、三浦のサイパンからの到着を受け大忙しだった。一種、お祭り騒ぎのようでさえあった。 そのお祭りは、主人公の自殺であっけなく幕を閉じた。被告が亡くなってしまえば、事件の真相は永遠に葬り去られるのだろうか。遺族にはそれでも知る権利が残されている、と私は思う。

日本のおせっかい文化

マンナンライフがこんにゃくゼリーの発売を休止するらしい。廃止ではなくて休止なのは、改善してから再発売する予定なのだろう。 こんにゃくゼリーは、ここアメリカの日本人家庭でも子供用のおやつに大人気。日系のスーパーに行けば、普通のサイズのカップ入りゼリーの横に、どさっと袋入りでられている。 親が子供にこんにゃくゼリーを食べさせる理由は、いくつかある。まず、低カロリーで健康的なこと。次に、1口サイズなので手軽でスプーンも不要。さらに、黄色、オレンジ、緑と色とりどりのゼリーが子供の目にも楽しいということ。 しかし、この1口サイズというのが問題なのだった。喉につまらせて亡くなる子供やお年寄りが続出し、社会問題にまでなり、マンナンライフは責任を重く見て「発売休止」へ。 もちろん、亡くなった方はお気の毒である。事の重要性は無視できない。しかし、あえて言わせていただくなら、アメリカ側から見ると「日本のおせっかい文化はここまできたか」という気もする。 電車に乗れば「手をはさまないように」とアナウンスが流れる。降りる時は「お忘れ物のないように」。日本では手取り足取り、「こうしなさい」「危ないです」「気をつけて」の大合唱である。 こんにゃくゼリーだって、よくかまなければ、喉につまらせる危険性はあるものの、それを承知で長年、市場で販売されてきたのだ。こんにゃくゼリーが駄目なら、日本の伝統食文化である餅だって駄目だろう。即、廃止。 もっと、自分で考えて、自分で気をつけるように…なれないのか?

全世界的に乳ガン予防月間

10月は日本でピンクリボン月間。ここ、アメリカでも乳ガン予防月間だ。乳ガンの早期発見には、マモグラムというテストが一般的。40代以降は毎年定期的に受診するように推奨されている。 何 でも、食生活の欧米化が乳ガンの発症率を上げているらしい。以前、乳ガンを克服(乳房の切除や化学療法などを乗り越えた女性たち)した女性数人に参加して いただき、座談会を企画したことがある。彼女たちは乳ガン以後、食生活が劇的に変わったそうだ。たとえば、スーパーで売られているようなパック入りの肉は ホルモン剤がたっぷり含んでいる。牛乳もまた同じ。 彼女の中の一人が言ったコメント。「私は両方の乳房を切除した。この胸には大きな十字 の傷跡がある。傷を見るたびに、最初の頃は泣いて泣いて涙が枯れるほど悲しんだ。でも夫が“君の胸の傷は、ガンと闘って無事に生還した証。勲章だと思って 誇りに思ってほしい”と言った。夫は私が乳房再建の手術を受けようかと言った時も“再建した乳房の下にガンが再発した時は発見しにくくなる。今のままでい てほしい”と言ってくれた」 「乳ガンにかかった」という病歴を隠す人は多い。でも、その女性は、乳ガンに限らず、病気で苦しんでいる人の所に飛んでいって励ますボランティアも務めている。 実は、その女性は私が通う歯科医の受付に座っていて、長年、顔なじみだった。座談会に現れるまで、彼女が乳ガンで乳房を切除していたと知らなかった。それだけ明るく、いつも笑顔の人だったからだ。 誰にでも忍び寄る病。明日が我が身と、予防に努めよう。

妻殺害の容疑者と言えば。

もうすぐサイパンから、三浦元社長がロサンゼルスに移送されてくるようだ。妻殺害の容疑者と言えば…ここアメリカでは、O・J・シンプソン! アメフト界の元スーパースターで、事件当時は俳優業もこなしていた。日本で言えば、王と長嶋を足したような存在だったシンプソンが、元妻のニコールをブレントウッドのタウンハウスで殺害したとして1994年に逮捕された。実に衝撃的な事件だった。 しかも、逮捕までが大騒動だった。シンプソンは警察から逃れるために、白いSUVを運転し、ロサンゼルスの高速道路を縦横無尽に逃げ回ったのだ。その模様は全米に生中継され、誰もが「シンプソンこそが犯人だ」と思った。 しかし、シンプソンはニコール殺害を否定。刑事裁判は優秀な弁護士の力を借りて無罪を勝ち取った。納得しないニコールの家族は民事でさらにシンプソンを訴 え、今度は彼の殺害を認定させた。それでも所詮は民事。シンプソンは莫大な借金を抱えただけで、自由の身であることにかわりはなかった。 ところが、つい最近、2007年のラスベガスでの強盗で、シンプソンの有罪が確定した。彼にはもう既に優秀な弁護士を雇う経済力はないということだろう。 スーパースターだった頃のシンプソンの笑顔はまぶしいほどに輝いていた。しかし、今の彼はただのやさぐれた中年男にしか見えない。彼は経済力だけでなく、人としての誇りを失ってしまった。 さて、三浦元社長は有罪となるか、再び自由の身となるのか、ロサンゼルスでの裁判の行方を見守ろう…。

全世界的に乳ガン予防月間

10月は日本でピンクリボン月間。ここ、アメリカでも乳ガン予防月間だ。乳ガンの早期発見には、マモグラムというテストが一般的。40代以降は毎年定期的に受診するように推奨されている。 何 でも、食生活の欧米化が乳ガンの発症率を上げているらしい。以前、乳ガンを克服(乳房の切除や化学療法などを乗り越えた女性たち)した女性数人に参加して いただき、座談会を企画したことがある。彼女たちは乳ガン以後、食生活が劇的に変わったそうだ。たとえば、スーパーで売られているようなパック入りの肉は ホルモン剤がたっぷり含んでいる。牛乳もまた同じ。 彼女の中の一人が言ったコメント。「私は両方の乳房を切除した。この胸には大きな十字 の傷跡がある。傷を見るたびに、最初の頃は泣いて泣いて涙が枯れるほど悲しんだ。でも夫が“君の胸の傷は、ガンと闘って無事に生還した証。勲章だと思って 誇りに思ってほしい”と言った。夫は私が乳房再建の手術を受けようかと言った時も“再建した乳房の下にガンが再発した時は発見しにくくなる。今のままでい てほしい”と言ってくれた」 「乳ガンにかかった」という病歴を隠す人は多い。でも、その女性は、乳ガンに限らず、病気で苦しんでいる人の所に飛んでいって励ますボランティアも務めている。 実は、その女性は私が通う歯科医の受付に座っていて、長年、顔なじみだった。座談会に現れるまで、彼女が乳ガンで乳房を切除していたと知らなかった。それだけ明るく、いつも笑顔の人だったからだ。 誰にでも忍び寄る病。明日が我が身と、予防に努めよう。

ビバリーヒルズチワワ

10月3日に全米で公開された「ビバリーヒルズチワワ」を見てきた。公開初日よりボックスオフィスの1位を爆走し、瞬時に「イーグルアイ」を抜いたほど。 ストーリーは、ビバリーヒルズ在住のセレブデザイナー、ビビアンのペットというか、ほとんど子供のように溺愛されているチワワ、クローエがメキシコで誘拐され、ビバリーヒルズに無事戻るまでの冒険ストーリー。 それにしても、制作会社ディズニーのマーケティングの優秀さを実感したのは、舞台をメキシコにしたことだ。筆者の隣にもメキシコ系と思われる母親と娘が 座っていた。舞台が国境を越えてメキシコに移った途端、娘が母親に「ここ、どこ?」と英語で聞いた。母親は「メヒコ!」とスペイン語で答えていた。 アメリカ映画なのに、スペイン語のセリフが多い。しかも英語の字幕がつかない。観客はスペイン語のセリフだけで爆笑…ここはメキシコか?と思ってしまった。 筆者が暮らすロサンゼルスはメキシコ系が多く暮らす。メキシコ人の労働力なくしては社会自体が回らないし、カスタマーサービスは英語とスペイン語の二カ国語である。 歴史を辿れば、その理由は歴然としている。もともとカリフォルニアはメキシコだったのだから。 随分昔にスペイン語の新聞の記者に「どうしてロサンゼルスにはこんなにメキシコ人が多いのか?」と質問した時も、彼は「だってここはもともと僕たちの土地なんだからね」と答えたものだ。 「ビバリーヒルズチワワ」は良く出来た娯楽映画だが、それ以上に「ロサンゼルスはメキシコなんだ」と実感させられた1時間半だった。

ビバリーヒルズチワワ

10月3日に全米で公開された「ビバリーヒルズチワワ」を見てきた。公開初日よりボックスオフィスの1位を爆走し、瞬時に「イーグルアイ」を抜いたほど。 ストーリーは、ビバリーヒルズ在住のセレブデザイナー、ビビアンのペットというか、ほとんど子供のように溺愛されているチワワ、クローエがメキシコで誘拐され、ビバリーヒルズに無事戻るまでの冒険ストーリー。 それにしても、制作会社ディズニーのマーケティングの優秀さを実感したのは、舞台をメキシコにしたことだ。筆者の隣にもメキシコ系と思われる母親と娘が 座っていた。舞台が国境を越えてメキシコに移った途端、娘が母親に「ここ、どこ?」と英語で聞いた。母親は「メヒコ!」とスペイン語で答えていた。 アメリカ映画なのに、スペイン語のセリフが多い。しかも英語の字幕がつかない。観客はスペイン語のセリフだけで爆笑…ここはメキシコか?と思ってしまった。 筆者が暮らすロサンゼルスはメキシコ系が多く暮らす。メキシコ人の労働力なくしては社会自体が回らないし、カスタマーサービスは英語とスペイン語の二カ国語である。 歴史を辿れば、その理由は歴然としている。もともとカリフォルニアはメキシコだったのだから。 随分昔にスペイン語の新聞の記者に「どうしてロサンゼルスにはこんなにメキシコ人が多いのか?」と質問した時も、彼は「だってここはもともと僕たちの土地なんだからね」と答えたものだ。 「ビバリーヒルズチワワ」は良く出来た娯楽映画だが、それ以上に「ロサンゼルスはメキシコなんだ」と実感させられた1時間半だった。

妻殺害の容疑者と言えば。

もうすぐサイパンから、三浦元社長がロサンゼルスに移送されてくるようだ。妻殺害の容疑者と言えば…ここアメリカでは、O・J・シンプソン! アメフト界の元スーパースターで、事件当時は俳優業もこなしていた。日本で言えば、王と長嶋を足したような存在だったシンプソンが、元妻のニコールをブレントウッドのタウンハウスで殺害したとして1994年に逮捕された。実に衝撃的な事件だった。 しかも、逮捕までが大騒動だった。シンプソンは警察から逃れるために、白いSUVを運転し、ロサンゼルスの高速道路を縦横無尽に逃げ回ったのだ。その模様は全米に生中継され、誰もが「シンプソンこそが犯人だ」と思った。 しかし、シンプソンはニコール殺害を否定。刑事裁判は優秀な弁護士の力を借りて無罪を勝ち取った。納得しないニコールの家族は民事でさらにシンプソンを訴 え、今度は彼の殺害を認定させた。それでも所詮は民事。シンプソンは莫大な借金を抱えただけで、自由の身であることにかわりはなかった。 ところが、つい最近、2007年のラスベガスでの強盗で、シンプソンの有罪が確定した。彼にはもう既に優秀な弁護士を雇う経済力はないということだろう。 スーパースターだった頃のシンプソンの笑顔はまぶしいほどに輝いていた。しかし、今の彼はただのやさぐれた中年男にしか見えない。彼は経済力だけでなく、人としての誇りを失ってしまった。 さて、三浦元社長は有罪となるか、再び自由の身となるのか、ロサンゼルスでの裁判の行方を見守ろう…。

チリ大地震、やっぱり窃盗が横行

マグニチュード8.8という大規模地震が南米チリを襲った。日本では大津波がやって来て、大騒ぎだったようだが、私はテレビで見たチリの現場の映像を見て「あ~やっぱり」と思ってしまった。 人々がスーパーや店舗に押し入り、食料品を抱えて逃げている。早い話、「窃盗」である。 私は20年近く前のLA暴動のことを思い出した。あの時もヒスパニックの皆さん、せっせと店舗から食料品から電化製品まで盗んでは持ち出している映像が映し出されたものだ。 ヒ スパニックの人たちを差別する気は全然ないが、多分、「罪の意識」に差があるんじゃないかと思う。卸し用の大規模な植木業を営んでいた日系人の男性も「ヒ スパニックの労働者は、会社のトラックで堂々と『配達に行ってきます』と植木を持ち出す。後でわかったが、それは転売するために持ち出していたんだ」と話 していた。 まあ、非常事態なんだから食べ物を盗まなければ生きていけないと言うのかもしれないが…それでも、被災地の映像が「窃盗シーンばかり」というのはいかがなものか。

母親としての本音

NHKの番組で作家の室井佑月が「安全かどうかわからないのに、福島の野菜を子供たちに食べさせたくない」と発言したことが物議を醸している。 風評被害を呼ぶと彼女はバッシングされることになったが、親としては、彼女の発言は当然のことだと思う。だってメルトダウンしていたのに、その事実を政府は長いこと隠していたのだ。 事実が伝わってないと確認できたのに、なぜ「福島県産の野菜は安全だ」ということが事実だとわかるのか? 福島県の被災者、農業従事者には本当に申し訳ないと思う。しかし、先日の「ネットワークで作る放射能汚染地図」という番組にもあったように、被災している本人たちにも放射能汚染の実態は伝わっていないのだ。政府も東電も伝えようとしない。 そして今疑わしいと思っているのが、第一原発から「二度」海に汚染水を垂れ流してしまったと報道されていること。本当に「二度」だけなのか?量が膨大であるだけに二度でも危険だが、「二度」だけとは信じられない…。何もかも疑わしい。

正直な留学業者って…

留学大手のゲートウェイ21が、利用者から預かったお金を海外の留学期間に送金せずに、自社の運営費用に充てていたことが発覚、利用者が会社に詰めかけて大騒ぎ。そりゃそうです。 留 学手続き代行業者は一時期、儲かるビジネスとして新規参入が相次いだ。語学学校の授業料に上乗せ、ホームステイの手配にもがっぽり手数料を取る。単に学校 を紹介するだけならまだしも、よく聞くのが「インターン留学」。アメリカの場合、ノービザで滞在できる3カ月の間、人手が必要な米企業で働ける、という触 れ込み。 もちろん、実際に企業で働けるが、ノービザだとその名の通り、インターン(研修)でしか働けないので給料はもらえない。もしも、 給料を少しでももらえていたら怪しいと、思った方がいい。つまり、代行業者は企業から給料をもらい、ピンハネして利用者に渡している可能性大、なのだ。 い ずれにしても、日本人はあまりにも自分で調べなさ過ぎる。自分でやるのが面倒臭いから、業者に大金を持っていかれてしまうのだ。ロサンゼルスなど日本人が 多く留学してくる語学学校では、アドバイザーに日本人を置いている所も少なくない。そういう所にホームページを通じて問い合わせれば、意外とすべて日本語 で用が済んでしまったりもする。 業者を利用するな、とはもちろん言わないが、もっと自分で調べた方がいい。何なら、下見ツアーと称して一度は現地を見てから留学を決めるのが得策だ。ちなみにロサンゼルス郊外に暮らす筆者の家に、4年ほど前、留学希望の知り合いの男の子が下見と称して1カ月滞在した。 帰る時に彼が言ったのは「留学を夢見ていた。アメリカに来れば新しい未来が開かれると思った。でも、実際に来てみて、日本と同じように一生懸命働いている日常(筆者のことなり)を見てしまった。だから僕は日本でがんばります」という言葉。 下見で夢が壊れることもある…。

正直な留学業者って…

留学大手のゲートウェイ21が、利用者から預かったお金を海外の留学期間に送金せずに、自社の運営費用に充てていたことが発覚、利用者が会社に詰めかけて大騒ぎ。そりゃそうです。 留 学手続き代行業者は一時期、儲かるビジネスとして新規参入が相次いだ。語学学校の授業料に上乗せ、ホームステイの手配にもがっぽり手数料を取る。単に学校 を紹介するだけならまだしも、よく聞くのが「インターン留学」。アメリカの場合、ノービザで滞在できる3カ月の間、人手が必要な米企業で働ける、という触 れ込み。 もちろん、実際に企業で働けるが、ノービザだとその名の通り、インターン(研修)でしか働けないので給料はもらえない。もしも、 給料を少しでももらえていたら怪しいと、思った方がいい。つまり、代行業者は企業から給料をもらい、ピンハネして利用者に渡している可能性大、なのだ。 い ずれにしても、日本人はあまりにも自分で調べなさ過ぎる。自分でやるのが面倒臭いから、業者に大金を持っていかれてしまうのだ。ロサンゼルスなど日本人が 多く留学してくる語学学校では、アドバイザーに日本人を置いている所も少なくない。そういう所にホームページを通じて問い合わせれば、意外とすべて日本語 で用が済んでしまったりもする。 業者を利用するな、とはもちろん言わないが、もっと自分で調べた方がいい。何なら、下見ツアーと称して一度は現地を見てから留学を決めるのが得策だ。ちなみにロサンゼルス郊外に暮らす筆者の家に、4年ほど前、留学希望の知り合いの男の子が下見と称して1カ月滞在した。 帰る時に彼が言ったのは「留学を夢見ていた。アメリカに来れば新しい未来が開かれると思った。でも、実際に来てみて、日本と同じように一生懸命働いている日常(筆者のことなり)を見てしまった。だから僕は日本でがんばります」という言葉。 下見で夢が壊れることもある…。