ビバリーヒルズチワワ

10月3日に全米で公開された「ビバリーヒルズチワワ」を見てきた。公開初日よりボックスオフィスの1位を爆走し、瞬時に「イーグルアイ」を抜いたほど。
ストーリーは、ビバリーヒルズ在住のセレブデザイナー、ビビアンのペットというか、ほとんど子供のように溺愛されているチワワ、クローエがメキシコで誘拐され、ビバリーヒルズに無事戻るまでの冒険ストーリー。

それにしても、制作会社ディズニーのマーケティングの優秀さを実感したのは、舞台をメキシコにしたことだ。筆者の隣にもメキシコ系と思われる母親と娘が 座っていた。舞台が国境を越えてメキシコに移った途端、娘が母親に「ここ、どこ?」と英語で聞いた。母親は「メヒコ!」とスペイン語で答えていた。
アメリカ映画なのに、スペイン語のセリフが多い。しかも英語の字幕がつかない。観客はスペイン語のセリフだけで爆笑…ここはメキシコか?と思ってしまった。

筆者が暮らすロサンゼルスはメキシコ系が多く暮らす。メキシコ人の労働力なくしては社会自体が回らないし、カスタマーサービスは英語とスペイン語の二カ国語である。
歴史を辿れば、その理由は歴然としている。もともとカリフォルニアはメキシコだったのだから。
随分昔にスペイン語の新聞の記者に「どうしてロサンゼルスにはこんなにメキシコ人が多いのか?」と質問した時も、彼は「だってここはもともと僕たちの土地なんだからね」と答えたものだ。

「ビバリーヒルズチワワ」は良く出来た娯楽映画だが、それ以上に「ロサンゼルスはメキシコなんだ」と実感させられた1時間半だった。

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