低予算のアフタヌーン・ショーという性格上、舞台セットなどには凝っていないが、白い虎とともに十分に驚けるマジックを快調なテンポで展開。ダンスも語りもイケるリック・トーマス、今後に要注目。
これ、観てきました
リック・トーマスのマジック・ショーの広告にはなぜか黄色い虎が写っているが、実際のショーでは白い虎が2匹出てくる。小劇場で間近に見る白い虎はでかい!
トーマスも負けずにデカイ(身長190cm)。
夜間フォリーズ・バジェーを上演するシアターを使用している為、特別な舞台装飾はないが、トーマス個人の魅力で独自の雰囲気を作り上げている。イリュージョンは人が消える・空中に浮く・胴体が切断されるなど一般的なもの。しかしスティーブ・ワイリックのように「苦しげに」ではなく、各々の技を余裕を持って展開、技術の高さが見る者を安心させる。加えてトーマスの抜群のダンススキルと注意深く選ばれた音楽が、マジックをドラマチックに演出。観客の子供を参加させる場面や母に捧げるリングのマジックなども、彼の暖かい人柄が感じられて気持ちがいい。
いずれトーマスにもより大きなホテルで専用シアターを構える日がやってくるはずだが、その前に必ず一度は見ておきたいショーである。